つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人 ーたとえば、「も」を何百回と書く。

開催概要

つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人
―たとえば、「も」を何百回と書く。巡回展

函館

会期 2025年7月12日(土)〜9月7日(日)
会場 北海道立函館美術館 特別展示室
〒040-0001北海道函館市五稜郭町37-6
Googleマップを見る(別ウィンドウで開きます)
休館日 月曜日(7/21、8/11は除く)、7/22(火)、8/12(火)
開場時間 9:30~17:00(入場は16:30まで)
観覧料 一般920(720)円、高大生610(410)円、小中生300(200)円
※()内は10名以上の団体料金。未就学児無料
主催 北海道立函館美術館、
一般財団法人 日本財団DIVERSITY IN THE ARTS
詳細情報 北海道立函館美術館ウェブサイト(別ウィンドウで開きます)
畑中亜美さんの作品
畑中亜美《一灯式青い夜光灯》2003

沖縄

会期 2026年2月21日(土)〜3月29日(日)
会場 沖縄県立博物館・美術館
〒900-0006沖縄県那覇市おもろまち3丁目1番1号
Googleマップを見る(別ウィンドウで開きます)
休館日 月曜日(ただし、月曜日が祝日及び振替休日又は慰霊の日の場合は開館し、その翌平日が休館)
開場時間 火〜木・日|9:00-18:00(入館は17:30まで)
金・土|9:00-20:00(入館は19:30まで)
主催 沖縄県立博物館・美術館、
一般財団法人 日本財団DIVERSITY IN THE ARTS
詳細情報 沖縄県立博物館・美術館ウェブサイト(別ウィンドウで開きます)
狩俣明宏さんの作品
狩俣明宏《運転手シリーズ》2000頃

たとえば、「も」を何百回と書いたり、他人には読めない文字で
毎日同じ内容の日記を記したり、寝る間を惜しんで記号を描き続けたり―

日本語では、「生(なま)の芸術」と訳されてきたアール・ブリュット。1940年代、フランスの画家、ジャン・デュビュッフェが、精神障害者や独学のつくり手などの作品に心を打たれ、提唱した美術の概念です。本展では、2023年に日本財団より受贈した、45人の日本のアール・ブリュットのつくり手による作品約450点を展示します。
たとえば、「も」を何百回と書いたり、他人には読めない文字で毎日同じ内容の日記を記したり、寝る間を惜しんで記号を描き続けたり―冴えたひらめきや、ひたむきなこだわりを形にするため、出どころの謎めいた発想と熱量をもって挑む、そんな冒険的な創作との出会いをお楽しみください。

作家・作品紹介

撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA 滋賀県立美術館蔵(一部、寄託)

展示構成

01 色と形をおいかけて

色と形、それはなにかをつくるとき、大切な要素です。本展の作品のなかにも、色と形をめぐる様々な試みをみることができます。その中には、つくり手のひらめきや、気の迷い、動かす手の喜びなどが透けて見えてくることでしょう。

つくり手:松本 寛庸、村田 清司、伊藤 喜彦、畑中 亜未、舛次 崇、藤野 公一、木村 茜、鎌江 一美、 大梶 公子、平瀬 敏裕、八重樫 道代
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舛次崇《ペンチとドライバーとノコギリとパンチ》2006年
さんの作品

02 繰り返しのたび

自分の名前、お母さんの肖像、同じ内容の日記などなど……ここでは、繰り返しを中心とした作品を紹介します。一つのことにこだわる執念にも、やすらぎを求める行動のようでもある「繰り返し」とは、どのような意味を持つ営みなのでしょうか。

つくり手:伊藤 峰尾、吉川 秀昭、芝田 貴子、滋賀 俊彦、橘高 博枝、戸來 貴規、齋藤 裕一、上田 志保、 佐々木 早苗
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佐々木早苗《無題》2007〜2008 年
さんの作品

03 冒険にでる理由

ここでは、つくり手たち自身を捉えた映像をご覧いただきます。映像を通し、つくり手たちの、生きることとつくることの分かちがたい結びつきについて、その一端を、感じ取っていただけることでしょう。

つくり手:木村茜、伊藤峰尾、佐々木早苗、石野 敬祐、平瀬敏裕、西本政敏、畑中亜未
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佐々木早苗の制作風景 撮影・映像制作:片山達貴
制作の様子

04 社会の密林へ

路上に落ちていたモノを拾い集めてつくったオブジェや、独特に着飾った派手な服装で町中を行くパフォーマンス、また自分の知る人々の顔、関心のある乗り物の精巧な再現など、ここでは、社会との交わりを感じさせる作品を展示します。

つくり手:八島 孝一、宮間 英次郎、上里 浩也、高橋 和彦、西本 政敏、平岡 伸太、水谷 伸郎、平野 信治、 狩俣 明宏、大久保 寿、吉澤 健、畑名 祐孝、 石野 敬祐
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石野敬祐《女の子》2009年
さんの作品

05 心の最果てへ

激しい感情を表明したり、やすらぎを求めたり、過去の記憶を掘り起こしたり、我を忘れてなにかに没頭したり、ここでご覧いただく作品からは、そういった心の動きを感じ取ることができるでしょう。

つくり手:秦野 良夫、木伏 大助、内山 智昭、木本 博俊、松田 僚馬、富塚 純光、岩崎 司、小幡 正雄、 山崎 健一、高橋 重美、土屋 正彦、澤田 真一
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木本 博俊《人の身体26》1989–2008年
さんの作品

お知らせ

  • 2025年5月16日 情報公開
  • 2025年5月16日 プレスリリースvol.01(6MB)(別ウィンドウでリンク)
    • イベント情報(函館)

      随時公開予定

    • イベント情報(沖縄)

      随時公開予定