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(カテゴリー)インタビュー

俳優・永瀬正敏と写真家・齋藤陽道がとらえた光とは?

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[文]  小川知子

[写真]  田上浩一

読了まで約12分

(更新日)2017年06月16日

(この記事について)

前作『あん』で初めて音声ガイドに触れ、視覚障害者の人たちにも映画を届けたいという思いから、河瀨直美監督が手がけた最新作『光』。映画の音声ガイドを製作する美佐子と弱視のカメラマン雅哉との交流を描いた本作で、雅哉として出演するのは写真家としても活動する俳優の永瀬正敏さんだ。生まれつき耳の聞こえない写真家・齋藤陽道さんは字幕付きで本作品を3回観て、自分も体験したことがある感覚を覚えたという。二人が映画を通じて見た光について訊いた。

本文

関連人物

永瀬正敏

(英語表記)Masatoshi Nagase

(永瀬正敏さんのプロフィール)
俳優。1983年のデビュー以来、ジム・ジャームッシュ監督『ミステリー・トレイン』(89) やクララ・ロー監督『アジアン・ビート (香港編) オータム・ムーン』(91)、山田洋次監督『息子』(91)など国内外の100本近くの作品に出演、数々の賞を受賞。台湾映画『KANO~1931 海の向こうの甲子園~』(14) では、金馬映画祭史上初の中華圏以外の俳優で主演男優賞にノミネートされる。今後もジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』(8月26日公開) など話題作が待機している。また、写真家としても活動しており、現在までに多数の個展を開くなど20年以上のキャリアを持つ。

齋藤陽道

(英語表記)SAITO Harumichi

(齋藤陽道さんのプロフィール)
写真家。1983年東京都生まれ。都立石神井ろう学校卒業。著書に『声めぐり』『異なり記念日』、写真集に『それでも それでも それでも』『感動』<2011年刊>『感動』<2019年刊>など。2020年2月にはドキュメンタリー映画『うたのはじまり』が公開された。
(齋藤陽道さんの関連サイト)