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(カテゴリー)展覧会

(ニュースのタイトル)滋賀・ボーダレス・アートミュージアムNO-MAで展覧会『ボーダレスの証明 はたよしこという衝動』

(更新日)2021年07月20日

(この記事について)

さまざまな作家や作品と向き合い、数多くの展覧会を生み出してきた絵本作家・はたよしこの軌跡を辿る

絵本作家のはたよしこ氏は、1991年から兵庫県西宮市のすずかけ作業所でボランティアとして絵画クラブを始め、1995年頃からは日本全国の障害のある作家のリサーチを開始し、多数の作品を発掘してきました。
2004
年に開館したボーダレス・アートミュージアムNO-MAのコンセプト「ボーダレス・アート」を見い出し、NOMAのアートディレクターとして、障害者、高齢者、現代アーティストなど、あらゆる表現者がボーダレスに集う、刺激的な展覧会を生み出し、新たな芸術観を社会に提示してきました。

2019年度にNO-MAのアートディレクターを引退するまで20本を超える展覧会を企画してきた彼女のこれまでの軌跡を辿る展覧会です。


出展者

Replay
高嶺格、橋脇健一、ムラギしマナヴ、吉田格也

はたよしこが携わった作品展示から、NO-MAの空間と結びつきの深い展示や、はたよしこの熱量が感じられる展示など、3組のアーティストの展示をReplay(再演)。時を経て、Replayされた作品展示は、当時のはたの視点を伝えるとともに、その視点から今を再照射します。

高嶺格 ≪水位と体内音≫(2004年)
吉田格也 ≪鶴の恩返し又は夕鶴≫(1985年頃~2010年)

すずかけ絵画クラブのアーティスト
尼崎昌弘、舛次崇、竹村幸恵、富塚純光、安田文春

1987年、大阪市民ギャラリーでの展覧会で展示されていた、特別支援学校の生徒による常識にとらわれない絵に感銘を受けたはたよしこは、自分もこのような絵の制作に関わりたいと考え、さまざまな障害福祉施設に絵画クラブ開設を持ちかけました。唯一、受入れたのがすずかけ作業所であり、はたはそこで絵画クラブをスタートさせました。絵画クラブの活動の記録は、はたによるエッセイ『風のうまれるところ』(1998年/小学館)にまとめられました。


信楽青年寮と田島征三
伊藤喜彦、村田清司

はたよしこは、1992年、とある書店で、新刊本として積んであった田島征三著『ふしぎのアーティストたち―信楽青年寮の人たちがくれたもの』を手に取りました。

本書は、田島征三と信楽青年寮で制作する人たちとの関りがつぶさに綴られたエッセイです。絵画クラブの活動を通じて、障害のある人の表現がなぜ心を揺さぶるのか、と日々思考していたはたよしこにとって、この本はバイブルであり、その後、幾度となく信楽青年寮を訪ねています。本チャプターでは、はたよしこに影響を与えた、信楽青年寮で生まれた作品や、関連資料が展示されています。


DNAパラダイス—―全国の作者との出会い
川村紀子、木伏大助、木村茜

はたよしこは、月刊誌「さぽーと」(日本知的障害者福祉協会)の一つのコーナーを担当し、毎月一名の作品を紹介していました。当初は、身近な作者を紹介していましたが、はたよしこの好奇心のボルテージが上がり、経費そっちのけで全国の作者をリサーチするようになっていきました。2001年には、月刊誌「さぽーと」に掲載された作者の中から、はたがセレクトしてまとめた『DNAパラダイス:27人のアウトサイダーアーティストたち』(日本知的障害者福祉協会)が発行されました。本チャプターでは、『DNAパラダイス:27人のアウトサイダーアーティストたち』に掲載された作者から3名の作者の作品が展示されています。


はたよしこの絵本

はたよしこは、1980年前後から2000年初頭にかけて、多くの絵本を制作しました。はたよしこの絵本は、さまざまなマテリアルへの関心、躍動感あふれる筆致など自由に満ちあふれており、今なお多くの人に愛されるはたよしこの絵本を原画とともに展示します。


関連イベント

映画「まひるのほし」上映会&アフタートーク
本展の複数の出展者が出演するドキュメンタリー映画「まひるのほし」の上映。上映後は、本作の監督であり、はたよしこの活動に大きな影響を与えた絵本作家の田島征三氏のほか、「まひるのほし」製作者である山上徹二郎氏、田島さんやはたさんが信楽青年寮に通っていた頃に信楽青年寮の支援員をしていた中島秀夫氏を迎え、はたよしこさんにまつわる様々なエピソードについて、気持ちの赴くままに語っていただきます。

映画「まひるのほし」上映会&アフタートーク
①映画上映会「まひるのほし」(1998年、監督:佐藤真)
②トークイベント「あの日、私たちは”はたよしこ”に出会った。」

  • 登壇者:田島征三(絵本作家、美術家)、中島秀夫(社会福祉法人グロー)、山上徹二郎(シグロ代表「まひるのほし」製作・配給)
  • 日時:2021730日(金)1300-1530
  • 会場:酒游舘(近江八幡市仲屋町中6
  • 定員:30名(要予約)
  • 参加費:観覧料(チケット提示)

公開制作「大いなる絵空事」
あとりえすずかけの初期メンバーの作家・富塚純光は事実と空想が入り交じった物語を綴り、文字と絵が一体化した作品を制作しています。独自性にあふれる制作の様子を公開します。

公開制作「大いなる絵空事」

  • 出演:富塚純光(本展出展者)
  • 日時:2021821日(土)11001230
  • 会場:NOMA(近江八幡市永原町上1
  • 定員:なし(予約不要)
  • 参加費:観覧料

関連企画『ボーダレスの証明 はたよしこという衝動』特設コーナー
はたよしこの絵本や、本展出展作家の著書、アール・ブリュットの関連本等、本展をより深く知り、楽しむための資料を集めた特設コーナーです。


インフォメーション

ボーダレスの証明 はたよしこという衝動

  • 会期:202165日(土)〜829日(日)
  • 会場:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀県近江八幡市永原町上16
  • 開館時間:11:00-17:00
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
  • 観覧料:一般300円、高大生250円/団体の場合は一般250円、高大生200
  • *中学生以下無料、障害のある方と付添者1名無料
  • 主催:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA、社会福祉法人グロー(GLOW)〜生きることが光になる〜
  • 後援:一羊会あとりえすずかけ・すずかけ絵画クラブ、近江八幡観光物産協会、しがらき会信楽青年寮、studio COOCA、しみんふくし滋賀、バンバン

お問いあわせ
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA

ACCESS(会場)

[ボーダレスアートミュージアム NO-MA] 滋賀県近江八幡市永原町上16

ボーダレスアートミュージアム NO-MA
滋賀県近江八幡市永原町上16

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