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農作業に精を出したり、食品加工の仕事をしたり、気分転換に敷地内をぶらぶらしたり。気が向いたらアトリエにやってきて、絵を描き進める。マイペースながら、いつの間にかスタイリッシュな絵を描き上げている、三…
ポップなもの、影のあるアンニュイなもの、アボリジニのアートのような雰囲気のもの。さまざまな画風を繰り出す岩本愛さんの、全身で描き、笑い、話す、アトリエでの2日間。
何もせず座っているアーティストがいる。奈良〈たんぽぽの家 アートセンターHANA〉を代表する作家のひとり、澤井玲衣子さんは記憶を頼りに、心象風景をゆっくりと描いていく。
画面に張り巡らされた、電車、電車、電車。電車のモザイクで描くのはアイドルと僕。早川拓馬さんは好きなもので好きなものを描きだすことを発明した。見れば引き込まれる、キャンバスから動き出す電車の旅。
奈良〈たんぽぽの家 アートセンターHANA〉のアイドル的存在、中村真由美さん。同じ作家とは思えないほど異なるスタイルの作品は、どのように制作されているのだろう。
ずっと憧れていた油絵を始めて2年。大好きなレコードをかけて、描き、踊り、また描く。19歳、前野一慶さんのシュールでドリーミーな作品、そして日常。
小学校高学年から40歳を過ぎるまでずっと、自宅で絵を描いて過ごしてきた。43歳で〈希望の園〉に出合い、油絵に出合い、その才能は世間に知られるところとなる。伴走者を得て、力強く作品を生み出し続ける川上…
絵も言葉も富塚純光(とみずかよしみつ)さんの作品の中ではひとつになる。そして隙間を埋め尽くす、さまざまな色彩は、紙からあふれてきそうだ。富塚さんから生み出される事実とフィクションが織りなす不思議な物…
舛次 崇(しゅうじたかし)さんについて尋ねると誰もが、「シュウちゃんは穏やかな性格であまり話さないけど、いつもニコッと笑い返してくれる」と話す。口数の少ないアーティストは、やさしいまなざしから生まれ…
福井将宏(ふくいまさひろ)さんが高校を卒業する直前、鳥取市〈アートスペースからふる〉の前身であるアート教室が始まった。福井さんは、その頃から週に一度通い続けている。今日も福井さんは目の前の花を見つめ…
有里(ゆり)さんは、時々じっと考え込んでしまう。言葉が降りてくるのを待っているのだ。愛にあふれる言葉をたくさん文字にし、それを立体にした作品は唯一無二。鳥取市〈アートスペースからふる〉のアーティスト…
迷いなく色鉛筆を走らせて図鑑の生き物を描く。1時間もしないうちに作品が完成した。流生(りゅうせい)さんが生み出す作品は、大胆さがある画風でありながら優しさを伴っている。それは、彼の性格がにじみ出てい…
滋賀県にある〈やまなみ工房〉。静かなアトリエで机に向かっている女性がいる。ゆっくりと色鉛筆が動く。絵に集中しているのかと思っていると、川邊紘子さんは遠くを見つめる。そしてまた絵の世界に戻る。視線は紙…
アニメキャラクター、浮世絵の登場人物、恐竜、妖怪の群れ。鵜飼結一朗さん〈やまなみ工房〉(滋賀県)の描く世界観は古今東西が入り乱れる。緻密なドローイングと同じように、鵜飼さんがやりがいと感じることはト…
10Bの鉛筆が紙面を走る。幅2メートルにも及ぶロール紙に淡々と描き続ける井上優さん。堂々とした描きっぷりだが、肉体労働やカフェ店員を経て、本格的に絵を描きはじめたのは70歳の頃から。絵をはじめてから…
「よかったら描きますよ」。そう言いながら下描きなしでするすると。ペンを走らせやがて立ち現れたのは、とても愛らしい想像上のキャラクターだった。
「さとちゃん、そろそろ終わりにしようか」。姫野さんが愛用の竹ペンを置くときは、通っている絵画教室の先生の集中力が切れたときだ。
彌園哲志さんは絵画教室〈ほっとチョコレート〉(和歌山県)に滞在する間、紙から目線を外すことなく、黙々と描き続ける。最近のモチーフは飛行機。それぞれの機体の個性を見抜き、慎重に色を選び、絵に落とし込ん…
「お猿さんは?」「いいね」。描きたいものが見つかれば、丈六萌寧さんの世界が自由に広がっていく。華奢な手だが、描き出す線はつよく、まっすぐだ。和歌山県の絵画教室〈ほっとチョコレート〉に通う彼女のもとを…
黒いペン1本で、一枚の絵のなかに次々と描き出される仏像。手本にする写真の仏像は厳かな表情だったのに、栗原勝之さんが描く仏像は躍動感があって表情豊かで、それぞれ性格も違って見えるのがおもしろい。
細い筆でスッと線を引き、その内側を着色していく。パレットにある12色を筆先でちょこちょこと取りながら。