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(カテゴリー)展覧会

(ニュースのタイトル)“流れの中で描く”中川直昭、牧野惠子の2人展。 みずのき美術館(京都・亀岡市)にて開催中

(更新日)2017年08月18日

日本財団助成事業
(この記事について)

障害のある人たちが暮らす〈みずのき〉内にあるアトリエ。そこに通う2人の作品を紹介する、みずのきアーカイブのための展覧会「中川直昭・牧野惠子 2017  流れの中で描く」開催中!

本文

中川直昭さんは1976年生まれ、障害者支援施設〈みずのき〉で暮らしています。アトリエが開いているのがわかると、さっとやって来て椅子に座り、クレヨンを持って描き始めます。30分ほどで30枚以上も、ためらいなく描く様は、描くことが日常の所作の一部であるかのようです。適当に描いているかのように見えて、1枚の絵の中には効果的に2色の異なる線が効果的に入っていたり、程よい塗り重ねや書き残しなど、直感的に1枚の作品を仕上げるということがなされています。

牧野惠子さんは1951年生まれ、グループホームで暮らしながら、平日の日中をみずのきで過ごしています。3年前に初めてアトリエに参加して、力強いタッチで一気に描ききって以来、隔週で楽しんでいます。カレンダーや画集を見ながら描いていますが、画面には不思議な記号のようなものが並びます。本人にとって描くことは、何かを伝える大切なコニュニケーションなのかもしれません。

中川直昭さんと牧野惠子さん、お2人の日々の生活の中で、2017年1月から7月までのあいだに生まれた最新作の絵で構成された展覧会です。



みずのきアーカイブのための展覧会「中川直昭・牧野惠子2017 流れの中で描く」
会期:2017年8月5日(土)〜 10月22日(日)
開館時間:10:00 – 18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館:月曜日・火曜日(ただし、祝日の場合は開館)
入館料:一般400円/高大生200円/中学生以下無料
会場:みずのき美術館 
京都府亀岡市北町18
TEL. 0771-20-1888 / FAX. 0771-20-1889
http://www.mizunoki-museum.org
JR山陰本線「亀岡」駅より徒歩8分
助成:日本財団

【ワークショップとトークイベント】

2017年8月27日(日)

13:00 – 14:30
ワークショップ「描いてないと思っていたら、絵ができていた」
偶然の中から描くことを体験します。描いた絵の中から1枚を選んで額装を行い、持ち帰ることができます。
講師:花岡伸宏(彫刻家)、森太三(美術家・みずのきアトリエ講師)
参加料:500円(額代込、入館料別途)
定員:15名(要申込)
申込方法:イベント名、お名前、ふりがな、TEL、メールアドレス、人数、また同伴者の有無をご記入のうえ、[info@mizunoki-museum.org]までメールをお送りください。
受付受理の返信をもって、受付完了とさせていただきます。

15:30 – 17:00
「流れの中でつくる」
出演:村川拓也(演出家)・花岡伸宏
聞き手:奥山理子(みずのき美術館キュレーター)・森太三
参加料:無料(入館料別途、申込不要)


会場

[みずのき美術館] 〒621-0861 京都府亀岡市北町 18

みずのき美術館
〒621-0861 京都府亀岡市北町 18