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(タイトル)DUZZLE ダンス・ワークショップ in京都

CREDIT

[写真]  冨田了平

[文・構成]  日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS

ワークショップ・シリーズの第3回目はロームシアター京都 ノースホールで開催しました。ストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合した独特の世界観を生み出すダンスカンパニー・DAZZLE(長谷川 達也 /金田 健宏 /渡邉 勇樹 氏)を講師にお迎えし、精度の高いダンス技術や表現を学ぶワークショップを行いました。

ワークショップは10:00-12:00、14:00-16:00の2回に分けて、入替制で行われました。今回のワークショップはダンス経験者で、かつ障害のある方を対象に実施されました。 まずはストレッチを行い、身体がほぐれてきたところでアイソレーションにチャレンジ。 アイソレーションとは体の各部分を単独で動かすトレーニングのことです。例えば、首をダウンすると同時に胸をアップさせます。これを交互に行うことで、普段意識している体の動きとは全く違う動きを覚えていきました。

次にコンビネーションという振付をパートごとに練習し、最後に動きをつなげていくトレーニングに取り組みました。午前の部では、参加者が二人一組となり、カウントにあてはめながら振付を習得しました。


午後の部では、日本語の歌詞にあわせ、言葉とカウントにのせて、踊りの振付を覚えていきました。

DAZZLEの振付は独特で、しなやかな指の動きや身体のひねりなど、日常では使わない動きだからこそ、表現の美しさと技術が求められます。振付に慣れるまで時間がかかる様子も見受けられましたが、主宰の長谷川さんが全体の進行役となり、メンバーの金田さん・渡邉さんが個別にサポートすることで、次第に皆の動きがまとまってきました。

パート練習も徐々にペースをあげながら、最後には通しで踊ることができました。見学者から自然と拍手が出たほど、皆がひとつになった瞬間でした。

ワークショップ終了後、講師のDAZZLE主宰・長谷川さんから感想をいただきました。

――さまざまな障害の種別の方が集まりましたが、工夫されたことはありますか?

僕たちの振付は本当に難しいところがあるので、特にペアでのレッスンは自分で覚えたことが、いざ人と一緒になった時に忘れてしまったりとかするんですね。惑わされてしまうというか。惑わされないように、近くで手ほどきをしながらレッスンするということを今回はやってみました。ダンス経験や障害の種別に関わらず、いろいろな人が楽しめるような、経験したことのないようなワークショップにしたいとイメージしていました。

――次回の新潟でのダンス・ワークショップに向けて

皆さんが思っているイメージとはちょっと違った形のダンスだと思います。僕たちのダンスジャンルというか、踊り方は独特なもので、それは個性としてつくりあげている部分があります。障害のあるなし関わらずに、その独特のダンスを経験してもらって、またそれを自分たちの表現として活かしてもらう、そういう機会になればと思っています。ぜひワークショップを受けに来てください!

車椅子の方には上半身だけで踊れる動きを考え、目が見えづらい方には言葉をかみくだきながら動きと一緒に振付を伝える。DAZZLEがさまざまな方法で参加者と向き合い、参加者もその想いを受けて真剣にダンスに取り組みました。ダンスを通して皆が一体となっていく様子が印象的なワークショップでした。


ACCESS(会場)

[ロームシアター京都] 京都市左京区岡崎最勝寺町13番地

ロームシアター京都
京都市左京区岡崎最勝寺町13番地