![【写真】メインイメージ写真の全面。2022年1月の紙面がひらかれている。上部に「牡蠣とかぶのチャウダー」の料理写真とレシピ、下部に曜日・日付の表が掲載されている。鉛筆の線が、上部ではランダムに迂回するように、下部ではカレンダーの右下を中心に走っている。](https://www.diversity-in-the-arts.jp/admin/wp-content/uploads/2024/06/img_ina-01.jpg)
アートスペースからふるのアーティスト・福井将宏さんの専用カレンダーは、月に1度だけ、大活躍する。それは、歯医者の予約を描きこむ日だ。上の画像は2022年1月のカレンダー。右下に「歯医者」の文字が記されていることにお気づきだろうか(ちなみに、この月の歯医者の日は1月28日[金]だった)。「スタッフも忘れないでくれよな」と言わんばかりに、鉛筆を持つ手に力がこもる。どんどん伸びていく線は文字? それともアート? 来月も頑張るのだという強い意志を感じる。
![【写真】2023年1月のカレンダー全面。上部には「豚肉と白菜のトマトミルクスープ」の料理写真とレシピ、下部にはカレンダーの表が掲載されている。鉛筆の線が「1月」の「1」の字のまわりなどを囲んで縦横に走り、表の木、金、土曜3列分のスペースを使って「歯医者」の文字が書かれている。](https://www.diversity-in-the-arts.jp/admin/wp-content/uploads/2024/06/img_ina-02.jpg)
![【写真】2024年1月のカレンダー全面。上部は「焼き野菜ミルクソース」の料理写真とレシピ、下部にカレンダーの表が掲載されている。鉛筆の線が、紙面全体にぐるぐると無数に走っている。](https://www.diversity-in-the-arts.jp/admin/wp-content/uploads/2024/06/img_ina-03.jpg)
年々変化していく文字はますます難解になっていく気配。今後どんなふうになっていくのか予想はつかないが、どんなに難解になろうと、スタッフみんなで楽しく読み解いていきたいなと思う。