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(カテゴリー)展覧会

(ニュースのタイトル)はじまりの美術館で展覧会「(た)よりあい、(た)よりあう。」

(更新日)2021年04月22日

(この記事について)
何にも頼らず生きている人はいない。作家6名による色んな形の「頼る」「頼りあう」を紹介。

本文

「大人」と「自立」は、イコールで結ばれがちですが、実際大人になったとき、すべてのことを1人で行っていると言える人はどれだけいるでしょうか。
私たちは日々、身近な人や物、思い出などにも頼って暮らしています。自立とはさまざまなものがよりあって、支えられている状態ではないかと思います。

東日本大震災から10年を迎えた今年、地域の復興という言葉をたびたび耳にしますが、「復興」は、地域を元に戻すことではなく、さまざまなものに頼って関係性を結び直していくこと。それは地域だけではなく、個人個人にも言えることです。

本展では、「頼る」「頼りあう」をテーマに6組の作家を紹介します。人は、何も頼るものがないと孤独となり、頼る先が偏ると依存につながることもあります。その中で、私たちは互いに寄り合い、日々を過ごしてゆきます。この展覧会を通して多様な「頼る」「頼りあう」に触れることが、互いの存在を認め合い、新しい関係性を作り出すきっかけになることでしょう。
会期中、出展作家のしらとりけんじが、「けんじの部屋」でレジデンス(長期滞在)をして、作家とのコミュニケーションを楽しんだり、日常を垣間見ることができる空間が生まれます。


しっきが2つ並んでいる写真

《水平・日月(三つ組)》2015 年~

【出展作家】
漆器
「めぐる」

2015 年に誕生した会津の新しい漆器「めぐる」。漆の器が持つ心地よい肌触りや口当たり、そして抱き上げたくなる優しいかたちを追求するため、暗闇の中でのコミュニケーションを通じて視覚以外のさまざまな感覚の発見を楽しむソーシャル・エンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」でアテンドとして活躍する全盲の女性たちの特別な感性をデザインに取り入れた。日本の漆文化や自然素材を守り、漆器のある暮らしを伝えていくために、器を通して様々な活動を展開している。2020 年グッドデザイン賞受賞。


しょうたつの作品写真

《いろどり山》2021 年

笑達

1982 年、和歌山県生まれ。
19 歳から京都の路上で似顔絵を描き始め、18 年間ひたすら人とその縁に向き合う。
2020 年、地元和歌山に移住。
土地に息づく風土や霊性に導かれ、絵画を描き始める。


しらとりけんじさんの作品写真

《二》2019 年

しらとり けんじ

1969年、千葉県出身、茨城県水戸市在住。写真家。生まれつき強度の弱視で、12歳のころ光が分かる程度になり、20代半ばで完全に全盲になる。2005年から、デジカメで写真を撮るようになり、時々会話のネタにもなっている。撮影した写真はこの16年ほどで、40万枚を越えている。


ひらのともゆきさんの作品写真

《New 美保さんシリーズ II(相模原)》2013 年

平野智之

1987 年 東京都生まれ、東京都在住。2006 年よりクラフト工房 La Manoに所属。
2009 年より、元スタッフをモデルにした「美保さん」というキャラクターを主人公に、絵画と短文による独自の世界観を持つストーリーが展開する作品「美保さんシリーズ」の制作を始める。


みずのき絵画教室で制作している様子の写真

提供:みずのき美術館

みずのき絵画教室

みずのき絵画教室は、1964 年に社会福祉法人松花苑が運営する障害者支援施設「みずのき」で活動を開始した。講師の故・西垣籌一のもと、入所者が描いた絵画作品は、アジアで初めてとなるアール・ブリュット・コレクション(スイス)への永久収蔵も果たしている


展覧会の様子の写真

《レコメン堂》2019 年

やわらかな土から

仙台に拠点をもつ、3つの団体による共同体。構成団体は、地域と協働の中で記録をつくる一般社団法人 NOOK、アーカイブ活動を通した市民協働を行う 3.11 オモイデアーカイブ、障害のある人びととアートをつなぐ NPO法人エイブル・アート・ジャパン。2017 年〜2020 年に東北リサーチとアートセンター[TRAC]を運営し、多様な場や人と関わりながらプロジェクトを手がける。


【関連イベント】
ギャラリートーク
日時:515日(土)、6月19日(土)14:00-14:30
参加無料*要観覧料
定員:5名*要予約

寄り合い!
はじまりの美術館の開館前から実施しているイベントで、初めての方も久しぶりの方も集まってお話しする会。
日時:515日(土)、6月19日(土)15:00-16:00
参加無料

白鳥建二さんと美術鑑賞
全盲の美術館鑑賞者、白鳥建二さんをナビゲーターに、見える人と見えない人が一緒に「(た)よりあう展」を巡り、見たことや感じたことを話しながら鑑賞するプログラム
日時:2021522日(土)、23日(日)14:00-16:00
参加費:1,000円(観覧料込)
定員:5名*要予約

映画「白い鳥」上映会&トーク
全盲でありながら 20 年以上美術鑑賞を続ける白鳥建二さんを追ったドキュメンタリー作品「白い鳥」の上映会とトークイベント
日時:522日(土)18:00-20:00(映画本編50分)
会場:こどものひろばプリモ(福島県那麻郡猪苗代町大字千代田前田甲311-1
参加費:1,000
定員:20名*要予約
ゲスト:白鳥建二、三好大輔(映像作家/本作監督)、川内有緒(ノンフィクション作家/本作共同監督)、佐藤麻衣子(エデュケーター/プログラムコーディネーター)

常設ワークショップ「みんなにたよって、手描き印刷」
本展のチラシは未完成です。来館した方たちがオリジナルのチラシを制作し、完成させます。

各イベントの詳細はこちらをご覧ください。


インフォメーション

(た)よりあい、(た)よりあう。

  • 会期:2021年4月17日(土)〜7月11日(日)
  • 開館時間:10:00-18:00
  • 休館日:火曜日、5月6日(木)
    *但し、5月4日(火)は開館
    *5月22日(土)は17時閉館
  • 会場:はじまりの美術館(福島県那麻郡猪苗代町新町4873)
  • 一般500円、65歳以上250円
    *高校生以下、障害者手帳をお持ちの方および付添いの方(1名まで)無料
  • 主催:社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
  • 協力:一般社団法人NOOK、漆とロック株式会社、株式会社アルプスピクチャーズ、3.11オモイデアーカイブ、NPO法人エイブル・アート・ジャパン、NPO法人La Mano クラフト工房La Mano、社会福祉法人松花苑 みずのき美術館、水戸芸術館現代美術センター、東北とリサーチとアートセンター(せんだいメディアテーク)
  • 後援:福島県、福島県教育委員会、猪苗代町、猪苗代町教育委員会、あさかホスピタルグループ

お問い合せ: はじまりの美術館

会場

[はじまりの美術館] 日本福島県耶麻郡猪苗代町新町4873 はじまりの美術館

はじまりの美術館
日本福島県耶麻郡猪苗代町新町4873 はじまりの美術館