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(カテゴリー)展覧会

(ニュースのタイトル)東京都渋谷公園通りギャラリーで企画展「語りの複数性」開催中

(更新日)2021年10月20日

(この記事について)
見えない、聞こえない、存在しないもの…それぞれの方法で表現する8名の作家による展覧会
見ることや聴くことは、受け取る人がいて初めてそこに現れるという意味で、その人が語ることでもあります。物事を受け取り表現する方法は、ひとつではありません。視覚を使わずに見る人、手話を使って話す人がいるように、人の身体の数だけ、「語り」は様々に存在します。それは、限られた人の特殊な方法ではなく、本当は誰もが持っている、自分と異なる他者や物事とともに生きるための能力と言えるでしょう。 この一年半ほどの間、未知の世界に偶然足を踏み入れることや他人と肩を並べる時間が減ったことは、私たちの身体を大きく変容させました。本展では、固有の感覚や経験に裏打ちされていたり、見えない“語り”を自分の経験として受け取り、表現するさまざまな試みが描かれています。それらの作品を通して、訪れる人の想像する力を借りて、鑑賞することがそれぞれの独自の体験として立ち上がる場をつくります。情報が溢れるからこそ貧しくなっていた、さまざまな語りのあり方と、その語りを紡ぎ出す身体を想像する展覧会です。

《心眼 柳家権太楼》(2019年)
Shingan:Gontaro Yanagiya(2019)

出展作家

大森克己
写真家。近年の主な個展に「sounds and things(MEM2014)、「山の音」(テラススクエア、2018)、参加したグループ展に「GARDENS OF THE WORLD」(Museum Rietberg2016年)などがある。主な写真集に『サナヨラ』(愛育社、2006年)、『すべては初めて起こる』(マッチアンドカンパニー、2011年)、『心眼 柳家権太楼』(平凡社、2020年)など。


《目》(2014年)
eye(2014)

岡崎莉望
1988年愛知県生まれ、北海道在住。共感覚があり、感じ、視覚化されるものをそのまま描いている。ギャラリー門馬ANNEX2015 年)、ギャラリー門馬(2018年)にて個展開催。参加したグループ展に「アール・ブリュット作品全国公募展」(2015年)、日本のアール・ブリュット「KOMOREBI」展(2017年)、第67回全国公募「ドローイングとは何か」展入賞入選作品展(20162018 年)など。


《はじまりのひ》(2018年)
A New Day(2018)

川内倫子
写真家。1972年滋賀県生まれ。2002年『うたたね』『花火』の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。著作に『あめつち』(青幻舎、2013年)、『Halo』(HeHe2017年)など。国内外で多数の個展・グループ展を開催。近刊に写真集『Des oiseaux』(HeHe2021年)がある。10月中旬に『Illuminance: The Tenth Anniversary Edition』をtorch pressより刊行予定。


《終の棲家》(2019年)
写真:加藤甫
Final home(2019)

小島美羽 
1992年埼玉県生まれ。2014年に遺品整理クリーンサービス(株式会社ToDo-company)に所属し、遺品整理やゴミ屋敷の清掃、自宅死(孤独死)や殺人、自殺などの現場の特殊清掃に従事する。孤独死の現場を再現したミニチュアを2016年から独学で制作開始し、国内外のメディアやSNSで話題となる。


映画『うたのはじまり』絵字幕(2019年)*参考画像
Film Uta no Hajimari pictorial subtitles(2019)*Reference image

小林紗織
1988年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学デザイン情報学科を卒業後、音楽を聴き浮かんだ情景を五線譜に描き視覚化する試み「score drawing」の制作を開始。映画におけるろう者の方のための絵字幕の作成など、音にまつわる制作を行う。


《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》(2013年)
An Interview with Mr. Kinoshita: Detaching the Voice(2013)

百瀬 文
アーティスト。映像によって映像の構造を再考させる自己言及的な方法論を用いながら、他者とのコミュニケーションの複層性を扱う。主な個展に「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」(EFAG2019年)、「サンプルボイス」(横浜美術館アートギャラリー12014年)、主なグループ展に「彼女たちは歌う」(東京藝術大学大学美術館陳列館、2020年)、「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、2016年)など。


《島膜_Ibuki》(瀬戸内国際芸術祭2019)*参考画像
jimaku_Ibuki(Setouchi Triennale 2019)*Reference Image

山崎阿弥 
声のアーティスト。反響定位に近い方法で捉えた空間の音響的な陰影をパフォーマンスやインスタレーションによって変容させ、世界がどのように生成されているのかを問い続けている。2022年は「KYOTO STEAM 2022」(京都市京セラ美術館)、「JAPAN. BODY_PERFORM_LIVE」(ミラノ現代美術館)に出展。


《悪夢の続き》(2020年)
The Nightmare Continues(2020)

山本高之 
アーティスト。1974年愛知県生まれ。子どもの会話や遊びに潜在する創造的な感性を通じて、普段は意識することのない制度や慣習の特殊性や個人と社会の関係性を描き出す。主な展覧会に「ゴー・ビトゥイーンズ展:子どもを通して見る世界」(森美術館ほか、2014-15)、「山本高之とアーツ前橋のビヨンド20XX 未来を考えるための教室」(アーツ前橋、2019年)など。


関連イベント

ギャラリートーク
本展企画担当・田中みゆきによる会場での作品解説。(30分程度)

  • 開催日:11月、12月に予定
  • 会場:東京都渋谷公園通りギャラリー
  • 入場無料

 

アーティストトーク
出展作家に、作品や制作についてうかがいます。

 

アーティストパフォーマンス
出展作家の山崎阿弥が展覧会会場に在廊し、時々声のパフォーマンスを披露します。

  • 日時:10月23日(土)16:00-18:00
  • 会場:東京都渋谷公園通りギャラリー  展示室1
  • 参加無料

詳しくはこちらをご覧ください。

会場写真
会場写真
会場写真
外観

インフォメーション

語りの複数性

  • 会期:2021109日(土)〜1226日(日)
  • 開館時間:11:00-19:00
  • 閉館日:月曜日
  • 会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室12及び交流スペース(東京都渋谷区神南1丁目198 渋谷区立勤労福祉会館)
  • 入場無料
  • 会場構成:中山英之建築設計事務所
  • 主催:(公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー
  • 東京都渋谷公園通りギャラリーウェブページ

ACCESS(会場)

[東京都渋谷公園通りギャラリー] 日本、東京都渋谷区神南1−19−8

東京都渋谷公園通りギャラリー
日本、東京都渋谷区神南1−19−8

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