当ウェブメディア『DIVERSITY IN THE ARTS TODAY』の記事と併行してお届けするタブロイド『DIVERSITY IN THE ARTS PAPER』の第10号を発行しました。
特集は「ともにかける〜ARTの伴走者〜」です。アートが生まれる現場には、作家と共に作品を支える伴走者がいます。兵庫・あとりえすずかけで作家活動をしていた舛次崇さんとその仲間たち、奈良・たんぽぽの家に所属する宿利真希さんとサポートスタッフ、福島・はじまりの美術館で企画される展覧会と作品、来場者との関係性についてなど、3つの伴走のかたちを取り上げました。
アートギャラリーでは4名の作家を紹介します。中村真由美さんはイラスト・油彩・張り子と幅広い作風の作家です。舛次崇さんは、モチーフを影のようにデフォルメして大胆かつやさしい作品の数々を残しました。「画伯」と呼ばれる川上建次さんは、大画面に力強い赤とタッチで油絵を描きます。前野一慶さんは、川上建次さんに憧れて油絵を始めて2年ほどながら、独特の感性で大作を次々と生み出しています。
インタビューは、メディアでは避けられがちな社会問題も「お笑い」にして表現するお笑い芸人の村本大輔さんとLGBTQ当事者として発言し続けるメイクアップアーティストで僧侶の西村宏堂さんにお話を伺いました。お二人の言葉からは、人と真摯に向き合う姿勢を感じられます。
俳優のイッセー尾形さんが自由に妄ソーを膨らませてアート作品を鑑賞する連載「イッセー尾形の妄ソー芸術鑑賞」。今回の紙面では、鎌江一美さんの全て「かお」と題された陶土の立体像から、イッセーさんの壮大な妄ソーが膨らみました。
DIVERSITY IN THE ARTS PAPER 10
特集:ともにかける
あとりえすずかけ 舛次崇/たんぽぽの家 宿利真希/はじまりの美術館
ART GALLERY:中村真由美/舛次崇/川上建次/前野一慶
INTERVIEW:村本大輔/西村宏堂
イッセー尾形の妄ソー芸術鑑賞 vol.05 鎌江一美
タブロイド版/24ページ/カラー
協力:社会福祉法人 一羊会 あとりえすずかけ、社会福祉法人わたぼうしの会 たんぽぽの家 アートセンターHANA、社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館、まつさかチャレンジドプレイス希望の園、社会福祉法人やまなみ会 やまなみ工房(順不同、敬称略)
本タブロイド誌は、ウェブメディア『DIVERSITY IN THE ARTS TODAY』の記事を再編集したものと、ウェブ公開前の記事で構成されています。今後、全ての記事はフルバージョンを随時ウェブ上に公開してゆきます。
記事の取材や制作に際しては、多くの方々からご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。
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