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(カテゴリー)展覧会

(ニュースのタイトル)はじまりの美術館で、展覧会「ルイジトコトナリー類似と異なり」

(更新日)2020年08月11日

(この記事について)

9組の作家の顔に関するさまざまな作品から、似ているものや違いを見つめる

私たちは日々の暮らしのなかでたくさんの「顔」を見つめます。家族や同級生、職場の同僚など、日常的に出会う人たちの顔を見ることでその日の機嫌や体調を感じ取ったりもします。 そして2020年、私たちは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に脅かされ、感染拡大防止のためのマスクで顔が覆われるようになったり、オンライン会議などでは、これまで以上に顔が意識されるようになりました。 顔は、毎日必ず見るもので、自分と他人を区別するものでもあります。似ている部分を見つけて共感することもあれば、マスクやサングラスなどで一部が隠れるだけで区別がつきづらくなることもあります。 異なるからこそ安心するはずなのに似ている部分を探してしまう、一見矛盾するものを内包しているようにも感じます。本展では、そんな顔に関するさまざまな作品を制作する9組の作家を紹介します。


【出展作家】
井口直人

1971年生まれ。愛知県在住。愛知県の福祉施設さふらん生活園所属。街のコンビニと施設のコピー機を使って、自分の顔とその時々の気に入ったものを写し取ることを毎日の日課としている。

(写真について)井口直人《無題》2018

今井真由子

 1998年生まれ。新潟県在住。新潟県のNPO法人eばしょ結屋所属。新聞紙などにある気になる顔をちぎり取る行為をする。ある日職員が顔の切り抜かれた新聞紙を発見し、作品として保管するようになる。

(写真について)今井真由子《無題》2019  ©satoshi kakuchi

KAZUSHI

1994年生まれ。 京都府在住。京都のNPO法人スウィングに所属。「芸能人」と「スウィング(周辺)の人々」を分け隔てなくジョイントさせながら、コラージュで違和感と既視感に満ちた過剰な愛の世界を表現し続けている。

(写真について)KAZUSHI《LOVE KILLS YOU.》2017

駒嶺ちひろ

1993年生まれ。山形県在住。美術家。デフォルメを手法とし、現代の人間像を描く方法を探っている。本展では既成のキャラクターぬいぐるみをそれぞれの世界観を背負ったものと仮定し、人の形にデフォルメする「Shape of men」シリーズを展示。

(写真について)駒嶺ちひろ 《『Shape of men』肖像画シリーズ No.19-1》2020

タノタイガ

東京都生まれ・在住。美術家。立体造形、映像、パフォーマンスなど素材にとらわれない多様な表現手法によって、社会制度やルール、法律などの記号性と媒体性を誇張した風刺的表現をおこなう。

(写真について)タノタイガ《タノニマス(TANONYMOUS)》2007 ©白井晴幸

とんぼせんせい

1983年生まれ。京都府在住。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了。2011年から「三本の線を引くだけでどこにでも現れる」をコンセプトに多岐にわたり活動。

(写真について)とんぼせんせい《マリリン》2014

Nerhol

田中義久(1980年静岡県生まれ)と飯田竜太(1981年静岡県生まれ)によるアーティストデュオ。2007年よりNerholとして活動を開始し、現在はともに東京を拠点にする。ある条件下で撮影された数百枚の写真を積層し、彫り込む手法による制作を継続している。

(写真について)Nerhol《Scene to know》2013 ©Nerhol, Courtesy of Yutaka Kikutake Gallery

盛山麻奈美

1986年生まれ。東京都在住。写真家。日本写真芸術専門学校卒業。主に生き物や家族などをモノクロで撮影している。白と黒の強いコントラストが対象物をさまざまなものに想起させる。

(写真について)盛山麻奈美《えんらえんらとしたもの め》2019

吉川秀昭

1970年生まれ。滋賀県在住。滋賀県にある福祉施設やまなみ工房に所属。彼独自の法則に従い、ある一定の間隔を保ちながら「目、目、鼻、口」の順に丁寧に点を刻んだ陶やドローイング作品を展示。

(写真について)吉川秀昭《目・目・鼻・口》2018-2019年

【関連イベント】
①タノニマスお面デコレーションワークショップ
日時:会期中の土日祝  ※開館中随時参加可能(各日先着15名)
参加費:600円(別途観覧料)

出展作家タノタイガさんの作品《タノニマス》のお面をデコレーションして、美術館に展示しよう!毛糸や布、ペンなどいろんな材料を使ってオリジナルのお面がつくれます。

②トークイベント「福祉とアートはルイジしているか!?」
日時:920日(日)14:00-17:00
参加費:無料
定員:20名(予約優先)
登壇者:木ノ戸昌幸(NPO法人スウィング 代表)、鈴木励滋(地域作業所カプカプ 所長)、岡部兼芳(はじまりの美術館 館長)

出展作家KAZUSHIさんの所属する京都・NPO法人スウィング 理事長木ノ戸さんと、神奈川で「喫茶カプカプ」を営む地域作業所カプカプ所長の鈴木励滋さんをお招きしてトークイベントを開催します。「福祉」と「アート」についてお二人が考えていること、活動していく上での「軸」についてお話いただきます。

映画「うたのはじまり」 上映会&手話トークイベント 
*絵字幕付上映、手話トークには音声通訳有
日時:103日(土)17:30-20:00(映画本編86/PG12
場所:こどものひろばプリモ(耶麻郡猪苗代町大字千代田前田甲331-1
参加費:1,500
定員:20名(要予約)
ゲスト:齋藤陽道(写真家)、盛山麻奈美(写真家・本展出展作家)

ドキュメンタリー映画「うたのはじまり」上映会を開催します。本作は”ろう”の写真家・齋藤陽道が、嫌いだった「うた」に出合うまでを記録した映画です。この映画では「絵字幕」という形で音を目で見る試みも行なっており、今回は絵字幕付での上映会になります。上映後には、齋藤陽道さん、そしてパートナーであり本展出展作家でもある盛山麻奈美さんをお招きし、映画や作品についてお話いただきます。

「とんぼせんせいであそぼう」(常設ワークショップ)
参加費:無料(会期中随時参加可)

「三本線を引くだけでどこにでも現れる」をコンセプトに活動する、出展作家のとんぼせんせい。三本線が描かれた台紙の上に自由に絵を描いて、あなただけの「とんぼせんせい」を作ってみよう!

*新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場を制限させていただく場合がございます。


インフォメーション

ルイジトコトナリー類似と異なり

会期:2020年7月11日(土)〜10月11日(日)
開館時間:10:00-18:00
休館日:火曜日(ただし、9月22日(火)は祝日のため開館。翌日9月23日(水)休館
会場:はじまりの美術館(福島県耶麻郡猪苗代町新町4873)
観覧料:一般500円、65歳以上250円
高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方および付添いの方(1名まで)無料 

主催:社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
協力:NPO法人スウィング、NPO法人eばしょ結屋、新潟県アール・ブリュット・サポート・センターNASC、社会福祉法人さふらん会 さふらん生活園、社会福祉法人やまなみ会 やまなみ工房、Yutaka Kikutake Gallery
後援:福島県、福島県教育委員会、猪苗代町、猪苗代町教育委員会、あさかホスピタルグループ

お問い合わせ:
社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
TEL・FAX:0242-62-3454
Eメール:otoiawase@hajimari-ac.com
https://hajimari-ac.com/enjoy/exhibition/ruijitokotonari/

ACCESS(会場)

[はじまりの美術館] 日本福島県耶麻郡猪苗代町新町4873 はじまりの美術館

はじまりの美術館
日本福島県耶麻郡猪苗代町新町4873 はじまりの美術館

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