日本財団DIVERSITY IN THE ARTSと北海道立函館美術館は、2025年7月12日(土)から9月7日(日)まで、「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人 ―たとえば、『も』を何百回と書く。」を開催します。
日本語では、「生(なま)の芸術」と訳されてきたアール・ブリュット。1940年代、フランスの画家、ジャン・デュビュッフェが、精神障害者や独学のつくり手などの作品に心を打たれ、提唱した美術の概念です。本展は、2023年に日本財団より滋賀県立美術館に寄贈され、2024年に滋賀県立美術館にて14年ぶりにまとまった形で展示された45人の日本のアール・ブリュットのつくり手による作品、約450点を函館でお披露目します。
たとえば、「も」を何百回と書いたり、他人には読めない文字で毎日同じ内容の日記を記したり、寝る間を惜しんで記号を描き続けたり―冴えたひらめきや、ひたむきなこだわりを形にするため、出どころの謎めいた発想と熱量をもって挑む、そんな冒険的な創作との出会いをお楽しみください。
本展に加えて、函館巡回展では特別に、現在の道南地域のアール・ブリュット作品も紹介します。
出展作家紹介
撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA 滋賀県立美術館蔵(一部、寄託)
出展作家:石野敬祐、伊藤峰尾、伊藤喜彦、岩崎司、上里浩也、上田志保、内山智昭、大梶公子、大久保寿、小幡正雄、鎌江一美、狩俣明宏、橘高博枝、木伏大助、木村茜、木本博俊、 齋藤裕一、佐々木早苗、澤田真一、滋賀俊彦、芝田貴子、舛次崇、高橋和彦、高橋重美、 土屋正彦、富塚純光、西本政敏、畑名祐孝、畑中亜未、秦野良夫、平岡伸太、平瀬敏裕、 平野信治、藤野公一、戸來貴規、松田僚馬、松本寛庸、水谷伸郎、宮間英次郎、 村田清司、八重樫道代、八島孝一、山崎健一、吉川秀昭、吉澤健
函館展特別展示:道南地域のアール・ブリュット
伍樓賢太、佐久間智之、佐藤朱美